ゴルフクラブのヘッドカバーの役割は?選び方のポイントを解説

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キャディバッグに入っているゴルフクラブを見ると、ヘッド部分にカバーをつけている人が多くいます。ヘッドカバーにはさまざまな役割があるので、選び方のポイントを知って、納得できるものを選ぶのがおすすめです。

今回は、ゴルフクラブのヘッドカバーに関する情報をお届けします。

ゴルフクラブのヘッドカバーの役割

ヘッドカバーには、大きく4つの役割があります。それぞれのクラブの種類に合ったものが売られていますが、すべてのクラブにヘッドカバーは必要なのでしょうか。

ヘッドを傷から守る

ヘッドカバー最大の役割は、ヘッドを傷から守ることです。キャディバッグやゴルフクラブケースを持ち運ぶ際には、振動でクラブ同士がぶつかってしまうので、ヘッドが傷ついてしまうことがあります。

ヘッドカバーをしていれば、ヘッド同士が直接ぶつかって傷になるのを避けられます。また、地面に置いた際も、ヘッドカバーをつけていれば汚れがつかず、きれいな状態を保ちやすいのもメリットです。

クラブの取り違いを防ぐ

ゴルフクラブの種類はさまざまですが、他人のクラブを取り違えてしまうこともあります。ヘッドカバーをしていれば、自分のクラブかどうかが一目でわかり、取り違いを防げます。

また、万一盗難に遭った場合も、ヘッドカバーをしていれば自分のクラブであることに気がつきやすくなります。

統一感を出す

すべてのゴルフクラブを同じメーカーでそろえる人もいますが、さまざまなメーカーのクラブでセッティングする人も少なくありません。ヘッドやシャフトのメーカーがバラバラな場合も、ヘッドカバーのメーカーをそろえれば、キャディバッグ内に統一感が出ます。

傷防止や防犯的な役割はもちろん、見た目をよくすることにも、ヘッドカバーは役立ちます。

すべてのクラブにヘッドカバーは必要?

ゴルフクラブのヘッドカバーは、ドライバーやアイアン、パターなど、すべての種類のものが販売されています。ドライバーなどのウッド、そしてパターにはヘッドカバーをする人がほとんどですが、アイアンのヘッドカバーを使用する人は、これまであまり多くありませんでした。

しかし、最近はアイアンにもヘッドカバーをする人は増加傾向にあります。アイアンのヘッドカバーをするプロゴルファーは少ないですが、プロは持ち運びの際にクラブ同士が激しくぶつからないよう最善の注意を払うなどの工夫を凝らしています。一方、アマチュアの場合はカートにキャディバッグを積んでプレーするので、振動などでクラブ同士がぶつかり、傷になるリスクが高いです。

すべてのクラブにヘッドカバーをしなければいけないという決まりはありませんが、ヘッドカバーをすれば、クラブ同士がぶつかって傷つくのを防止できます。特に価格の高いクラブを使っている場合は、アイアンにもヘッドカバーをするとよいでしょう。

【ゴルフクラブのヘッドカバー】素材は大きく3種類

ゴルフクラブのヘッドカバーに用いられる素材は、大きく3種類です。

レザー

天然、もしくは合成の皮で作ったレザータイプのヘッドカバーは、スタイリッシュな見た目で高級感を演出してくれます。純正品のヘッドカバーも、レザーを用いているものが多く、男女ともに人気の高い素材で、どのクラブにも合わせやすいのが特徴です。

天然のレザーは価格が高めですが、合成レザーなら低価格で長く使用できる商品が多くあります。防水性や耐久性が高く、汚れもつきにくいのがメリットです。

ニット

柔らかな素材のニットは、デザインの幅が広いのが特徴です。伸縮性に優れているので、着脱しやすく、かわいらしいキャラクターがついた商品も多いことから、女性を中心に人気を集めています。

安価なものは、ポリエステルや合成繊維で作られており、価格が上がるとウールなどの素材を使用したものもあります。素材が柔らかいので、強い衝撃が加わるとクラブが傷つく可能性があるのは難点ですが、バッグ内でのぶつかり対策にはじゅうぶんの耐久性があるといえます。

ビニール

リーズナブルにゴルフクラブを保護したい人におすすめなのが、ビニール素材です。防水性が高く、雨や汚れに強いビニール製のヘッドカバーは、見た目のバリエーションも豊富です。レザーのような高級感はありませんが、個性的なクラブヘッドが欲しい人、気に入ったものへの買い替えを手軽に行いたい人は重宝するでしょう。

【ゴルフクラブのヘッドカバー】選び方のポイント

ゴルフクラブのヘッドカバーを購入する際は、5つの観点から選びましょう。見た目や使用感はもちろん、予算面から検討するのも1つの方法です。

素材

前述の通り、ヘッドカバーの素材は大きく3種類です。それぞれ強みや魅力が異なるので、「しっかり保護できるものが欲しい」「防水がいい」「気に入った素材のものを使いたい」など、こだわりポイントを明確にすると、適切な素材が見えてきます。

留め具のタイプ

グローブのようにかぶせるタイプの「プルオンタイプ」や、マグネットやファスナーで着脱しやすいタイプなど、留め具のタイプもさまざまです。好きなタイプのもので統一してもよいでしょうし、クラブの形状に合った留め具のものを選ぶのもよいでしょう。

プルオンタイプは、ヘッドとカバーの形が大きく異なると、振動で外れることがあります。留め具のタイプによっては、サイズをよりしっかりと確認することも忘れてはいけません。

デザイン・カラー

ヘッドカバーはシンプルなものから、キャラクターなどをモチーフにしたものまで、幅広いデザインがあります。ドライバーなどのヘッドカバーは、キャラクターのぬいぐるみがついているものも多く、女性を中心に人気が高いです。

好みのデザインやカラーのヘッドカバーは、個性が出せるだけでなく、ゴルフへのモチベーションアップにもつながります。気に入った見た目のヘッドカバーで、ゴルフの時間をよりよいものにしましょう。

メーカー

気に入ったクラブメーカー、アパレルメーカーなどがある場合は、メーカーの作るヘッドカバーで統一するのもおすすめです。キャディバッグや帽子など、ヘッドカバー以外のアイテムも1つのメーカーのもので統一すると、好きなものに囲まれてゴルフに行くのがより楽しくなります。

「見た目から入る」という人も、メーカーを統一するだけでゴルフへの意欲がアップするかもしれません。

予算

予算面を重視したい人は、ヘッドカバーにどれくらいのお金をかけられるかを考えましょう。ヘッドカバーはセットでも単品でも購入でき、1,000円以下の商品もあります。反対に、有名メーカーやブランドのもの、素材がよいもの、キャラクターの大きなぬいぐるみがついているものなどは、1つで4~5,000円と高価なケースも少なくありません。

費用をできるだけかけずにゴルフクラブを保護したい場合は、ネットショップなどで安価なものを探すのもよいでしょう。

ゴルフクラブのヘッドカバーを購入する際の注意点

ヘッドカバーはゴルフクラブの保護に役立つアイテムで、ウッドやパターはもちろん、可能であればドライバーにもつけておきたいところです。購入前には注意点も確認し、どのクラブにヘッドカバーをつけるか検討しましょう。

ヘッドカバーも消耗品である

ヘッドカバーには寿命があり、長く使えるものもありますが、素材によっては2~3年で使えなくなってしまいます。価格が高ければ長持ちするとは限らないので、高価で寿命の短い素材のヘッドカバーを購入すると、買い替えの頻度が高く、費用もかさみます。

耐用年数は使い方によっても変わってきますが、何年くらい使えるものなのかを調べたり、ショップで相談したりすることも重要です。特に、予算を抑えたい場合は、事前のリサーチを怠らないようにしましょう。

着脱に手間と時間がかかる

ヘッドカバーをつけているクラブは、打つ前に外す、打ち終わったらカバーを被せるというアクションが必要です。数秒程度の時間ですが、手間だと思う人もいます。

着脱が大変だと思う場合は、ヘッドカバーをするクラブを限定するのもよいでしょう。打つ直前に慌てないよう、ゆとりを持って準備をするなどの工夫もしてみてください。

ヘッドカバーに関するご相談も、ゴルフショップウィザードへ!

ゴルフクラブのヘッドカバーは、クラブヘッドを傷から守ったり、個性を発揮したりと、さまざまな役割を果たします。ドライバーやパターはもちろん、地クラブなどの価格の高いクラブを使用している人は、アイアンにもヘッドカバーをすると、美しい状態を保てるのでおすすめです。

ヘッドカバーを選ぶ際のポイントは大きく5点です。予算や好みに合わせたヘッドカバーで、ゴルフに行くのがより楽しみになるとよいですね。ヘッドカバー選びのお悩みも、ゴルフショップウィザードへご相談ください。

ライター:永野 栄里子

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