打ち方の基本を押さえたアイアンの練習で、ゴルフのスコアアップを目指そう!

初心者

ゴルフのスコアアップには、どのクラブの練習も欠かせません。アイアンも打ち方のポイントや効率的な練習方法を理解すると、正しい打ち方が定着し、スコアアップへの近道になります。

今回は、アイアンの役割や、打ち方で意識したい点を解説します。

ゴルフでのアイアンの役割

アイアンは、フェアウェイで使用するゴルフクラブです。ボールをグリーンに乗せるために、さまざまな番手のクラブを使い分ける役割を果たします。

アイアンは番手が小さいほど長い距離が打てるように設計されています。もともとは1番から9番まであり、1~3番をロングアイアン、4~6番をミドルアイアン、7~9番をショートアイアンと呼んでいました。

しかし、フェアウェイウッドやユーティリティなどの普及により、もともとのロングアイアンを使用する頻度は大幅に減少しました。昨今は6番以降のアイアンがセットになっているのが主流です。1~5番を使う人は減っており、6.7番をミドルアイアン、8.9番をショートアイアンと呼ぶケースが多いです。

アイアンの打ち方のポイントは?

番手によって決まった飛距離を確実に出すには、打ち方の基本を押さえたショットを意識しましょう。アイアンの打ち方で覚えておきたいポイントを、解説します。

打ち方の基本は「ダウンブロー」

アイアンの基本の打ち方は、ヘッドの軌道が緩やかに上から下に入るようなイメージの、「ダウンブロー」です。ダウンブローで打つことで、ボールの先にある芝を削るような打ち方になります。

「上から下に打つ」と聞くと、ボールが上がったり飛んだりしないのではないかと思うかもしれませんが、正しく打てばバックスピンがかかり、浮き上がるような弾道を描けるので、しっかりと「上がって飛ぶ」球を打ち出せます。

アドレス

アドレス(構え)は、足を肩幅ほどに開くのが基本です。膝は少し曲げ、重心を土踏まずに置き、左右均等の体重配分を意識します。上半身は骨盤から前傾させるように立ちましょう。手は、こぶし1~1個半分くらい体から離し、クラブを握ります。

スイング

アイアンの正しいスイングは、バックスイングでクラブヘッドの目標線より少し内側に上げ、ダウンスイングで同じ軌道を描き、少し内側から降りてくるような「インサイドイン軌道」です。基本のスイングを意識しながら、ドローボールやフェードボールなど、イメージする球筋にあったスイングを実践できるようになると、ショットが安定します。

インパクト

アイアンとボールが接触する瞬間の「インパクト」も、重要なポイントです。インパクトの際には、体重の7割ほどを左足に乗せます。体の回転とともに、両手の位置を左ももの前に移動させると、ボールよりもグリップが前に出ます。これを「ハンドファーストインパクト」といい、マスターすればショットの正確性が増します。

アイアンの打ち方はこんなところも意識を!

基本の構え方・打ち方に加え、ボールやゴルフクラブのフェース、さらに体の動かし方にも注目すると、スコアアップにつながるショットを実現しやすくなります。

ボールの位置

ボールの位置は、使用するアイアンの番手によって異なります。たとえば7番アイアンの場合は、両足の真ん中にくるように置くと、適正な飛距離を出しやすいです。7番よりも長い5.6番アイアンは、真ん中よりもやや左足側に置きましょう。

反対に、8.9番アイアンやPWなど、7番アイアンよりも短いものは、真ん中よりもやや右足寄りに置きます。番手ごとに正しい位置にボールを置くことで、方向性が安定し、ボールが上がりやすくなります。

フェースの向き

フェースの向きはまっすぐに、目標線に対して直角を意識します。右に曲がりやすい場合は、まっすぐではなくやや左に向けると、右へのミスが減りやすいです。打ち方の癖は1人ひとり違うので、フェースの向きがまっすぐではミスをしやすい場合は、向きを変えるなどして、自分に合った方法を試しましょう。

肩や骨盤の動かし方

スイングの際には、肩や骨盤の動かし方にも注目してください。肩は力を抜き、ターゲットラインに対して平行に構えます。また、前述の通り、股関節から骨盤を折るようなイメージで前傾姿勢を作ると、スイングのばらつきが少なくなります。

ゴルフのアイアンの効率的な練習方法

アイアンの打ち方の上達を早めたいなら、効率的な練習法を試すのもよいでしょう。最後に、アイアンの練習におすすめの、3つの方法を紹介します。

ショートアイアンから練習する

ロング・ミドル・ショートの大きく3種類があるアイアンは、ショートアイアンから練習するのがおすすめです。ショートアイアン長さが短く振りやすいこと、ボールが上がりやすいこと、右へ飛びにくいことが理由として挙げられます。

ショートアイアンから練習すれば、すくい打ちになったり、右へ飛んだりするリスクを軽減させ、安定したショットを定着しやすくなります。

ダウンブローで打つための素振りをする

アイアンの打ち方の基本である「ダウンブロー」をマスターするための素振りの方法は、次の通りです。

  1. 左手は通常どおり握る
  2. 右手はグリップの最もヘッドに近いところで握る
  3. バックスイングの姿勢を取る
  4. .切り返しの動作をする

切り返しの際に、グリップエンドでボールを刺すようなイメージを意識すると、手首の動きが押さえられて、ダウンブローの正しい動作を覚えられます。

ボールの後ろにものを置く

ダウンブローが正しくできているかは、自分では確認しにくいものなので、ボールのすぐ後ろにタオルなどを置いて練習しましょう。インパクトの瞬間にダウンブローができていれば、ボールの後ろに置いたものが飛んでいきません。ダウンブローができていないと、ヘッドがボールより手前に落ちてしまい、ものが飛んでいってしまいます。

ゴルフショップウィザードのインドアスクールで、アイアンの打ち方をマスターしよう!

アイアンは、番手ごとに決められた距離を正確に刻むための練習が必要です。正しい構えや打ち方をマスターするには、効率的な練習方法も取り入れるのがおすすめですが、1人で練習していると、「本当にできているのか」と悩んでしまうこともあるでしょう。

ゴルフショップウィザードでは、店内にあるインドアスクールで、アイアンの打ち方の指導も行っています。レッスンプロによる練習では、スコアアップに役立つさまざまなアドバイスをお伝えしますので、お気軽にお問い合わせください。

地クラブのご購入・ご相談もお待ちしております。

ライター:永野 栄里子

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