三浦技研KM-700はどんなアイアン?特徴や評価を解説

三浦技研

数少ない国内工場での生産を行っている地クラブメーカーの1つが、三浦技研です。三浦技研のアイアンは国内外を問わず、多くのトッププロに愛用されています。

そんな三浦技研のマッスルバックアイアン「KM-700」には、どのような特徴があるのでしょうか。今回は、三浦技研のアイアンの魅力とともに、KM-700の性能や評価を紹介します。

国内の地クラブメーカーとして絶大な支持を集める三浦技研

三浦技研は、1977年に兵庫県神崎郡に創業しました。アイアンヘッドの製造を行っており、他社のシャフトやグリップと組み合わせ、1人ひとりの好みやプレースタイルに合ったゴルフクラブを完成させます。

昨今はゴルフクラブの製造を海外の工場で行うメーカーも増加していますが、三浦技研は国内でのクラブ製造にこだわっています。少数精鋭の熟練の職人たちが作るクラブヘッドはハイクオリティで、世界中のトッププロにも愛されるほどです。

三浦技研のアイアンの特徴

ゴルフに詳しい人なら、「三浦技研」と聞けばすぐに「アイアン」を連想するでしょう。三浦技研のアイアンは、タイガー・ウッズをはじめ、多くのプロゴルファーが高く評価しています。主な特徴は、次の3点です。

精度が高い

前述の通り、三浦技研のアイアンは国内で少数精鋭の職人によって作られています。その精度は非常に高く、重量や寸法の誤差はほぼありません。「設計した数値を徹底して守る」という信念のもと、手作業で高精度なアイアンヘッドを生み出しています。

軟鉄鍛造製法

独自の軟鉄精密鍛造製法でアイアンを作っているのも、特徴の1つです。強度の高い金属製品を作るための「鍛造」は、高温で金属を熱しながら、叩いて成型する加工法です。三浦技研では、合計3回の鍛造により、高強度で打感のよいアイアンを実現しています。

独自のカスタム受注システム

三浦技研は、「MIURA CRAFTSMAN WORLD」という独自のカスタム受注システムを採用しています。これは、ゴルファーのレベルや好みなどに応じて形状やロフト角、ライ角などをカスタムするもので、変更後に仕上げを行います。カスタムをすると違和感が残ってしまうクラブメーカーもありますが、三浦技研は「MIURA CRAFTSMAN WORLD」によって、1人ひとりに合った性能はもちろん、美しい見た目も実現しているのです。

三浦技研KM-700の特徴

したアイアン「KM-700」は、2年経った現在も高い性能で注目を集めています。「神の手・ミウラ」と呼ばれる三浦技研の創業者、三浦勝弘氏の名を冠する「KM-700」の特徴は、大きく3つです。

なんといっても振りやすい!

KM-700は、最適重量配分により形成された独特なバックフェースをしています。振りやすさを追求した結果、この重量配分を見出すのに5年かかったといいます。実際にスイングしてみると、そのこだわりを存分に実感できるでしょう。

打点がぶれにくい

スイング中にクラブヘッドが自然に適正な動きをするように作られているKM-700は、打点がぶれにくいのも特徴です。従来のKMシリーズは、ヒールエンド位置にも特徴がありましたが、KM-700はこの重心距離をトゥ側に3mm移動させ、35mmにしています。重心距離を長くすることで、左右の打点ブレに強いアイアンを実現しました。

異形ソールでオールマイティに対応

PI-401の「4-Angle Sole」を鍛造製法にも採用した、異形ソールもKM-700ならではの特徴です。芝に刺さりにくく、抜けがよいソールは、さまざまなライや傾斜にオールマイティに対応できます。

KM-700の評価は?

開発開始から5年という長い期間をかけて作られたKM-700は、実際に使用した人からどのような評価を得ているのでしょうか。

最適重量配分にこだわって作られたヘッドの形状は、やや「難しそう」と感じる人もいるようです。しかし、実際に使ってみると、やさしいクラブであることを存分に実感できます。また、三浦技研のアイアンの特徴である心地よい打感や打音は、KM-700にももちろん備わっています。

三浦技研ではベストセラーモデルといわれる「CB-1008」や、その後継である「TC-101」も人気ですが、人によっては、KM-700はTC-101よりもさらにやさしく打ちやすさを感じられます。TC-101よりも低くて強い球で、飛距離も出ますが、目的によっては飛距離が出るのがネックになることもあるので、使用シーンを想定して選ぶとよいでしょう。

KM-700はどんな人におすすめ?

振りやすさを追求したKM-700は、初心者から上級者まで、幅広く使えるアイアンだといえます。TC-101もやさしいモデルですが、ツアーでの対応を考えたモデルとなっているため、初心者ではスペックを生かしきれないこともあります。

しかしKM-700は、三浦技研の創業者・三浦勝弘氏が振りやすさを求めて5年もかけて開発し、「三浦氏の答え」ともいわれるモデルです。幅広いレベルのゴルファーが扱いやすいアイアンですので、ゴルフ初心者が持っても長く重宝しますし、中級・上級者もよりよいスコアの実現に役立てられるでしょう。

ゴルフショップウィザードでも、三浦技研KM-700を取り扱っております

振りやすさを追求し、三浦技研が開発したKM-700は、独特なヘッド形状のなかにやさしさの理由をいっぱいに詰め込んだアイアンです。打点がぶれにくく、しっかりと飛距離が出せるKM-700は、さまざまなレベルのゴルファーがプレーに使用できるといえます。

ゴルフショップウィザードでも、人気のKM-700を取り扱っております。三浦技研のその他のモデルのご購入も可能ですので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

ライター:永野栄里子

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