ゴルフクラブの選び方のポイントは?初心者が押さえたいポイントをチェック!

初心者

ゴルフ初心者の方がゴルフクラブ購入しようと思った場合、種類が多すぎてよくわからないことは少なくありません。クラブの種類やそれぞれの特徴を理解できても、自分に合ったクラブ選びのポイントがわからないと、使いにくい、上達しないクラブを選択してしまうこともあるでしょう。

今回は、ゴルフクラブの選び方を紹介します。クラブ選びの基本に加え、クラブごとに初心者に合った選び方を解説していますので、購入前にぜひご一読ください。

【初心者のゴルフクラブ】購入前に確認しよう!

ゴルフクラブを購入する前には、確認したい点が3つあります。次の3つのポイントを明確にするだけでも、クラブや購入するショップをある程度絞り込めます。

セットで買うか、自分でセッティングするか

まずは、ゴルフバッグと必要なクラブがセット販売されているものを購入するか、自分で1本1本選んでセッティングするかを決めましょう

セット購入は、クラブ選びに迷わず、ゴルフバッグも含めリーズナブルな価格で必要なアイテムがそろうのが魅力です。しかし、自分に合わないクラブ、不要なクラブが入っていることもあるため、慣れてくるとすぐに買い直しになる可能性はゼロではありません。

自分でセッティングする場合のメリットは、必要なクラブ、自分に合ったクラブを選べる点です。お気に入りのメーカーでそろえたり、クラブごとにメーカーを変えて自分に合う物をカスタマイズしたりでき、「オリジナル感」に満足できるのも、うれしいポイントだといえます。

ただし、クラブの種類や選び方をある程度理解しておく必要があり、下調べは欠かせません。じっくり選ぶと時間もかかるので、「すぐにクラブをそろえたい」という場合は、まずはクラブセットを購入するのも1つの方法です。

新品で買うか、中古で買うか

ゴルフクラブは中古販売も多く、初心者だけでなく中級・上級者になっても中古クラブを購入する人も一定数存在します。新品と中古、どちらのクラブを購入するかも始めに決めておくのがおすすめです。

新品クラブはメーカー保証がついており、万一破損した場合も安心だといえます。また、ゴルフクラブは常に新しい商品が登場しているので、最新技術を用いた製品を手に取れるのもメリットです。また、未使用のきれいな状態のクラブを持つというワクワク感も、新品クラブの醍醐味といえるでしょう。しかし、新品クラブは中古クラブよりも高いので、一式そろえようと思うと中古よりも費用がかかるのがデメリットです。

中古クラブ最大のメリットは、費用を安く済ませられる点です。また、中古とはいっても比較的新しいモデルが販売されているケースも多いので、「最新モデルでなくてもよい」という場合は、中古クラブを購入してもよいでしょう。しかし、中古クラブはモデルや年式がさまざまで、初心者が最適なものを選ぶにはややハードルが高い場合もあります。

以上のメリット・デメリットを踏まえ、どちらのクラブを購入するかも検討しましょう。ちなみに、新品と中古を混ぜてクラブセッティングするのも1つの方法ですが、選択肢の幅が広がりすぎてしまうため初心者には向かないかもしれません。

ハーフセットか、フルセットか

ゴルフコースでラウンドする際に持ち込めるクラブは、14本までという規定があります。しかし14本のクラブを使い分けてフルに活用するのは、初心者にはややハードルが高いので、まずは半分の7本だけそろえるのもよいでしょう

7本のハーフセットは、フルセットからさらに厳選し、本当に必要なクラブのみをそろえたものです。ハーフセットに入れたクラブを練習し、慣れてきたら少しずつクラブを増やしていくと、ゴルフを始める際の初期費用も抑えられます。ハーフのゴルフクラブセットも販売されているので、「最初は少なくてよい」という場合はセット購入もおすすめです。

しかしハーフセットでは、飛距離や芝の状態によってクラブを使い分けることはほぼできません。自分でクラブセッティングをする場合は、ハーフより少し多めの10本前後で様子を見て、徐々に本数を増やすのがベストです。

【初心者のゴルフクラブ】選び方の基本

ゴルフクラブはクラブの種類によって選び方が異なりますが、基本はどのクラブも同じです。初心者に限らず、クラブ選びの際には以下の3点を意識すると、よりよいクラブでゴルフに臨めるでしょう。

レベルに合ったクラブを選ぶ

基本中の基本ともいえるのが、自分のレベルに合ったクラブを選ぶことです。ゴルフクラブはヘッドの形や角度、シャフトの硬さなどで性能が変わります。また、後述しますが同じクラブの種類のなかにも複数の形状が存在する場合もあり、それぞれ難易度が異なるので初心者に向かない場合もあるでしょう。

自分に合ったクラブを選ぶことはもちろん、まずは初心者向きのクラブで練習を重ねるのも、上達への近道です。

ゴルフとの向き合い方で選ぶ

付き合いでゴルフをするだけ、頻繁に練習はしないという人が、最新のクラブや高級メーカーのクラブを購入しても、価格に見合わない使い方しかできません。反対に、本格的にゴルフに打ち込みたいと思っているのに安価なクラブセットを購入するのも、あまり懸命ではないでしょう。

頻度や熱意なども、クラブ選びに欠かせない要素です。よく考えて、ゴルフとの向き合い方に最適なクラブの購入をおすすめします。

予算を決めて選ぶ

ゴルフクラブの価格はまさにピンキリなので、お金をかけようと思えばいくらでもかけられます。しかし、せっかくお金をかけても、レベルや向き合い方に見合っていなければ意味がありませんよね。また、いくら本格的に打ち込みたいと思っても、はじめからこだわりすぎると予想以上の出費になってしまうので、注意が必要です。

ゴルフクラブを購入する前には、予算を決めておきましょう。クラブセットを購入する場合は、数万円から15万円程度が相場です。自分でセッティングする場合は、最低でも30万円程度かかります。上限を決めておくと、ショップの店員さんもその人に最適なクラブや本数を提案しやすくなります。

【初心者のゴルフクラブ】クラブ別、選び方のポイント

ここからは、クラブ別に選び方のポイントを解説します。ゴルフクラブの選び方は、レベルによっても変わってきます。初心者が注意したいポイントは、次の通りです。

ドライバーの選び方

主にティーショットで使用するドライバーは、6種類のクラブのなかで最も飛距離を出すことができます。

ドライバーのヘッドの形状は大きく「ディープフェース」と「シャローフェース」の2つにわかれ、初心者におすすめなのは「シャローフェース」です。シャローフェースのほうがヘッドの重心からフェースまでの距離が深いので、芯が広く、ミスをしにくくなります。

ディープフェースは低いスピンで打ち出しを抑えやすいですが、初心者の場合は、ミスを防ぎやすいシャローフェースで練習を重ねるとよいでしょう

フェアウェイウッドの選び方

セカンドショット以降、フェアウェイで飛距離を出したいときに使用するフェアウェイウッドは、ドライバーを小さくしたような形状が特徴です。

初心者はやや重みがあり、ロフト角が大きめのものを選ぶと打ちやすくなります

ユーティリティの選び方

フェアウェイウッドとアイアンの距離の差を埋める役割を持つユーティリティは、フェアウェイウッドとアイアンの中間のロフト角を意識すると、よりよいものが選べます。

形状は、大きく「ウッド型」と「アイアン型」にわかれ、初心者はフェアウェイウッドを小さくしたような形状の「ウッド型」がおすすめです。「ウッド型」は、「アイアン型」よりもミスショットをしにくく扱いやすいといえます。

アイアンの選び方

かつては1番から9番まであったアイアンですが、昨今は6番から9番と、後述するピッチングウェッジがセットで販売されるケースが増えています。アイアンは大きく5タイプの形状があり、初心者におすすめなのは最も易しい中空アイアンです。内部が空洞になっている中空アイアンはミスに強く、ボールが上がりやすくなっています。

また、ヘッドの大きさは大きいほうがミスに強く、小さいと操作性に優れます。よって、初心者はヘッドが大きいアイアンを選ぶのもポイントです

ウェッジの選び方

アイアンに似た形状のウェッジは大きく4種類あり、それぞれグリーン周りでのさまざまなシチュエーションに対応します。初心者はピッチングウェッジのほかにアプローチウェッジ、サンドウェッジを入れるのがおすすめで、ロフト角で選ぶとよいでしょう

アイアンセットで販売されるケースの多いピッチングウェッジは、以前はロフト角48度のものが多い傾向にありましたが、現在は42度から45度が主流となっています。よって、52度(アプローチウェッジ)、56度(サンドウェッジ)などを入れてしまうと番手間のロフトが10度も空いてしまうため、理想的ではありません。

たとえばピッチングウェッジが42~43度の場合、48,52,56のウェッジ、45度の場合は50(アプローチウェッジ),56(サンドウェッジ)を選ぶと距離差が出にくくなります。ピッチングウェッジを基準に、ロフト角に注目して選ぶと、ラウンドで活用できるセッティングになりやすいです。

パターの選び方

グリーンに載ったボールをカップに入れる重要な役割を果たすパターは、ボールを転がすことに特化した形状が特徴です。パターは4種類のヘッド、3種類のネックの形状があり、初心者にはネオマレット型のヘッドに、ベントネックのシャフトが扱いやすいといえます

ヘッドが四角いネオマレット型は、まっすぐ打ちやすく狙いを定めやすい、いわゆる「易しい」仕様です。ベントネックも同じく易しいシャフトで、ボールを捕まえやすくミスをしにくいので、初心者もカップを狙いやすいでしょう。

【初心者のゴルフクラブ】カスタムクラブ(地クラブ)の選び方

大手メーカーの既製品ではなく、小規模メーカーが手がけたヘッドにシャフトを組み合わせるカスタムクラブ(地クラブ)は、上級者やプロを中心に、多くのゴルフファンに親しまれています。初心者がカスタムクラブを購入したいと思ったら、どのような点に注意して選ぶとよいのでしょうか。

カスタムクラブ(地クラブ)は初心者も使える?

上級者やプロも好むカスタムクラブを、初心者が使えるのだろうかと思われるかもしれませんが、もちろん初心者の方にもカスタムクラブの使用は可能です。カスタムクラブは1人ひとりのスイングや目的、要望に合ったものを仕上げられる魅力があるので、自分に合ったセッティングが実現できるでしょう。

カスタムクラブの選び方

初心者がカスタムクラブを購入する際は「何を重視するか」を決めて選ぶのがおすすめです。中級・上級者になってくると、いま使用しているクラブからどのように変えていきたいかという要望から、カスタムクラブを組み上げていきます。

しかし、初めてのクラブをカスタムにする場合は、「どう変えていきたいか」という重要な部分が明確にならず、クラブ選びに苦労する可能性があります。また、スイングが安定しない初心者の場合、どんなにフィッティングをしても、100%ぴったり合うクラブにすぐに出会うのは難しいでしょう。

デザインやメーカー、価格といったわかりやすい部分で重視したい要素を決めると、初心者でも理想に近いクラブを実現しやすくなります。ショップのスタッフに何にこだわりたいかを伝え、要望に近いものを提案してもらうと、スムーズなクラブ選びが可能です。

なかには、初心者ということで高額なクラブを販売しようとするショップもあるので、予算は決めておくのがおすすめです。また、購入時のサービスだけでなく、アフターサービスについても質問し、購入後もサポートの手厚い店舗を選ぶと、初心者もカスタムクラブを使いこなしやすくなります。

初心者のゴルフクラブも、ゴルフショップウィザードにお任せ!

エポンや三浦技研、エミリットバハマをはじめ、幅広いカスタムクラブ(地クラブ)を取り扱うゴルフショップウィザードは、初心者の方のゴルフクラブ選びもしっかりサポートいたします。購入後のサポート、スイングに関するご相談にも対応可能です。

熟練のフィッターと工房スタッフがお出迎え!

ウィザードでは、経験豊富なフィッターや工房スタッフが、皆様のご来店をお待ちしております。お客様によい結果を出していただきたい、お客様にとってベストなクラブは何か、試行錯誤しながらご満足いただけるサービスの提供に尽力しています。

アフターサポートで購入後も安心

充実のアフターサポートも、ウィザードが多くのお客様にお選びいただく理由の1つ。ご使用中に「合わないな」と感じたり、違和感を覚えたりした場合も、お気軽にご相談ください。初心者の方も、可能な限り使いやすいクラブ実現のお手伝いをいたしますので、安心してご利用いただけます。

インドアレッスンも実施中

クラブがしっくりこない理由は、スイングにある可能性もあります。当店では、ティーチングプロ資格を保有するアドバイザーが、インドアレッスンによるスイング改善も実施しております。「もっと上達したい」「遠くに飛ばしたい」という方も大歓迎です。丁寧なレッスンで、ゴルフの楽しさ、上達の喜びをお伝えします。

まとめ

初心者がゴルフクラブを選ぶ際は、自分のレベルに合ったクラブを選ぶことはもちろん、ゴルフとの向き合い方や予算にも注目すると、よりよいクラブ選びを実現できます。また、6種類のクラブにはそれぞれ初心者向きの形状や選び方のポイントがあります。

よりよいクラブを実現するためには、自分で調べることはもちろん、ショップでの相談も欠かせません。ゴルフショップウィザードでは、初心者の方が理想に近いクラブを実現できるよう、スタッフが全力でお手伝いをいたします。

カスタムクラブ(地クラブ)に関する疑問などにもお答えいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ライター:永野 栄里子

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