ゴルフクラブのシャフト交換をするメリットは?費用や交換の流れも知っておこう

初心者

ゴルフクラブを構成するパーツの1つであるシャフトは、素材や重量などによって性能が変わります。シャフトを交換すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は、ゴルフクラブのシャフト交換に関する情報をお届けします。交換にかかる費用や流れ、選び方のポイントなども知り、よりよいスコアにつながるシャフト選びの参考にしてください。

ゴルフクラブのシャフトを交換するメリット

ゴルフクラブのシャフト交換は「リシャフト」ともいい、アマチュアでも自分により合っているクラブを実現するためにリシャフトを行う人が多くいます。シャフトを交換するメリットは、大きく4つです。

スイングに合ったクラブに近づけられる

ショップなどで売られている大手メーカーのゴルフクラブには、純正のシャフトが使用されています。多くの人が使いやすく設計されている純正シャフトですが、すべての人に合うわけではありません。

シャフト交換をすると、自分のスイングスタイルに合ったクラブに近づけられます。シャフトのみを換えることで、ヘッドの感覚を残したまま、理想のスイングやプレーを実現できるでしょう。

飛距離を伸ばせる

シャフトの重量や硬さは、種類によって異なります。ヘッドスピードに合ったシャフトを選ぶと飛距離が出やすくなるので、スコアアップも期待できます。

弾道が安定しやすい

シャフトが自分に合っていれば、ミート率もアップします。しっかりとボールを捉えられれば弾道も安定し、狙った場所にボールを飛ばせる技術も磨かれるでしょう。

クラブを買い替えるよりも安い

シャフトの種類によっては高価なものもありますが、ゴルフクラブそのものを買い替えるより安く済むケースが多いです。ゴルフクラブを一新しても、必ずしも自分に合うとは限りません。また、高価なクラブを購入するよりも、シャフトのみを交換するほうが手軽ですし、リーズナブルに自分に合ったクラブに近づけます。

特に、「ヘッドは気に入っている」という場合は、シャフトを換えるとその性能をより生かしたプレーができるでしょう。

ゴルフクラブのシャフト交換の流れと費用相場

ゴルフクラブのシャフト交換は、慣れてくれば自分ですることもできます。しかし、初心者はショップに依頼して交換をしたもらったほうが失敗が少なく、仕上がりもきれいなのでおすすめです。

ここでは、シャフト交換の流れやショップに依頼する場合の費用相場を紹介します。

シャフト交換の流れ

シャフト交換をショップに依頼する際の一般的な流れは、以下の通りです。

  1. クラブの現状スペックを測定する
  2. ヒアリングや試打で、どのようなシャフトがよいか診断する
  3. 既存のシャフトを抜く
  4. 各パーツを測定する
  5. シャフトを交換する
  6. 再度測定し、適宜調整する
  7. 長さを調整する
  8. グリップを挿す
  9. 仕上げ

その場で試打などを行いながら、1人ひとりに合ったシャフトを提案してくれるケースが多いです。使いたいシャフトの持ち込みに対応しているショップもありますが、持ち込み料が発生しますし、持ち込み自体受け付けていないショップも存在します。シャフト交換の条件などについては、事前の確認を怠らないようにしましょう。

シャフト交換にかかる費用

シャフト交換にかかる費用の相場は1本あたり3,000円前後ですが、ショップによって異なります。グリップ挿しは別料金というケースが多いです。シャフトやグリップの購入費用に工賃が含まれているショップもあります。

ゴルフクラブ1本のシャフト交換なら数千円で済みますが、アイアン数本のシャフトを一気に交換したい、現在使用しているクラブすべてのシャフトを一新したいという場合は、そのぶん費用が高くなります。

シャフト交換の際に注目したいポイント

シャフト交換を行う前には、シャフトのどこに注目すればよいのかも把握しておきましょう。自分に合ったシャフトを選ぶためのポイントは、3点あります。

素材

シャフトに使用されている素材は、大きくカーボンとスチールの2種類があります。ウッドにはカーボン、アイアンにはスチールの組み合わせが一般的です。力が強い人はスチール製のシャフトを選ぶと、ショットの際にヘッドがブレにくくなります。

重量

シャフトは種類によって重量も異なるので、自分に合った重さのものを選ぶことも大切です。重量は振り切れるなかで、最も重いものを選ぶと、よりよいスイングを実現できます。軽すぎると手打ちになりやすく、弾道が安定しません。反対に重すぎると振り切れませんし、ラウンドの途中で疲れてしまうため注意が必要です。

硬さ

シャフトの硬さ(フレックス)は、硬いほうから「L・A・R・S・X」の5段階で表示されており、男性はR、女性はLを選ぶのが一般的です。最適な硬さはヘッドスピードによって決まり、ヘッドスピードが速いほど硬いシャフトが合います。力が強めの男性はS、女性はAと、1段階硬いシャフトを選ぶとよいですが、詳しくはショップに相談してみましょう。

よりよいゴルフを実現するなら「カスタムシャフト」もおすすめ!

シャフトの種類は豊富にあるので、知識豊富なショップスタッフに相談すれば、自分に合った硬さや重量のものが見つかるでしょう。しかし、市販のシャフトではあまりしっくりこないという場合は、カスタムシャフトもおすすめです。

カスタムシャフトとは、シャフト専門のメーカーが作っているシャフトです。有名なカスタムシャフトメーカーには、「FUJIKURA(フジクラ)=VENTUS・SPEEDER」「三菱ケミカル=TENSEI・Diamana」「グラファイトデザイン=TOUR AD」などがあります。最近は大手ゴルフメーカーのシャフトにも、カスタムシャフトを製造するメーカーのOEM製品を採用するケースが増えています。

カスタムシャフトのメリット

カスタムシャフトは、シャフトに特化したメーカーがさまざまな知識や技術を駆使して作ったシャフトで、種類も多く要望に沿ったものを選びやすいのが特徴です。中級・上級者になってくると、扱いやすいものの個性があまりない純正シャフトでは、満足のいくプレーができないと感じることもありますが、カスタムシャフトはシャフトごとの個性が強く、ヘッドとの相性も考えて作られているので、シャフト交換によるメリットを感じやすいのも魅力だといえます。

カスタムシャフトを選ぶ際の注意点

カスタムシャフトは性能が高く、自分に合ったものを選びやすいのがメリットですが、高価な素材を使用するなどこだわって製造されているので、大手メーカーのシャフトと比べて価格が高めです。初心者も使えるカスタムシャフトも多く存在しますが、その性能をあまり実感できない可能性もあるので、はじめはシャフトにこだわりすぎる必要はないかもしれません。

クラブのシャフト交換に関するご相談も、ゴルフショップウィザードへ!

ゴルフクラブのシャフトを交換すると、飛距離や弾道の安定性をアップさせ、より理想のスイングに近づける可能性が高いです。シャフト交換は自分でもできますが、ショップに依頼すれば試打や測定などをしっかりと行って1人ひとりに合ったシャフトを提案してくれますし、仕上がりもきれいです。

ゴルフショップウィザードでも、シャフト交換に関するご相談を承っています。交換したシャフトによるスコアアップを目指すなら、店舗内にあるインドアレッスンもおすすめです。レッスンプロが新しいシャフトを使いこなすためのポイントを丁寧にアドバイスいたしますので、お気軽にご利用ください。

ライター:永野栄里子

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