ゴルフクラブのなかでも使用頻度の高いドライバーは、ポイントを押さえて選ぶと自分に合ったものが見つけやすくなります。よりよいドライバーでプレーすると、スコアアップも期待できるのでおすすめです。
今回は、ドライバーの選び方を解説します。レベル別の選び方も把握し、よりよいクラブ選びを実現しましょう。
ドライバーの特徴
まずは、ドライバーの特徴を確認しましょう。複数のクラブのなかで、ドライバーならではともいえる特徴は大きく2つあります。
ゴルフのドライバーとは
ドライバーは、1打目のティーショットで使用するゴルフクラブです。グリーンにボールをできるだけ近づけるために、飛距離が出るよう設計されています。ショートホールでは使用しないこともありますが、18ホールのうち14ホール以上で必須ともいえるクラブですので、ドライバー選びはスコアに大きく影響します。
ドライバーの特徴①ヘッドが大きく重量が軽い
ドライバーは他のクラブと比べてヘッドが大きく、長めのシャフトが取り付けられているのが特徴です。見た目とは反対に、重量は比較的軽くなっています。この形状がスイングスピードを速めることに貢献しており、飛距離を出せるクラブの実現が可能です。
ドライバーの特徴②ヘッド形状は大きく2種類
ドライバーのヘッド形状は、「ディープヘッド」と「シャローヘッド」の2種類にわかれます。「ディープヘッド」はフェースが上下に分厚く、構えたときに上から見ると、横幅が短くなっている形状です。ヘッドサイズがやや小さめなのも、特徴だといえます。
「シャローヘッド」はフェース上下の厚さがディープヘッドよりも薄く、構えたときに上から見ると、横幅が長い見た目をしています。平べったく大きなヘッドで、「やさしい」といわれるドライバーの形状は、シャローヘッドが一般的です。
ゴルフのドライバーで注目したいポイント
ドライバーはメーカーやモデルによって、性能が異なります。スコアアップにつながるドライバーを選ぶなら、4つのポイントに注目しましょう。
総重量
ドライバーはヘッドの大きさやシャフトの長さの割に軽量ですが、総重量はモデルごとに違います。総重量があるものはスイングスピードが遅くなりやすいものの、スイングに安定感が出やすいです。反対に、総重量が軽すぎるとスイングスピードは速くなりますが、目標に向かって正確にボールを飛ばせなくなるかもしれません。最適な総重量は、1人ひとりの体力によって決まります。
ロフト角
ロフト角とは、シャフトに対してのフェース面の傾きのことです。ロフト角10度以下と小さいものは、低めで前に飛ぶボールを打ちやすくなります。ロフト角が10度以上と大きいドライバーは、ボールが高く上がりやすいのが特徴です。一般的には、初心者はロフト角が大きめのものを、レベルが上がってきたらロフト角が小さい者を使うとよいといわれているので、目安にしましょう。
メーカーごとの特徴
ゴルフクラブを製造するメーカーによっても、特徴は違います。大手メーカーのドライバーの特徴の例を挙げると、キャロウェイは飛距離が出やすい、テーラーメイドは独自の性能を備えているモデルが多い、プロギアはデザイン性に優れているなどです。もちろん、同じメーカーでもモデルごとに特徴が違いますが、特徴がわかれば選択肢を絞りやすくなるので、各メーカーの性能の傾向を知っておくことも大切だといえます。
シャフト
「ゴルフクラブ選び」というと、ヘッドばかりに注目しがちですが、シャフトも重要な役割を果たします。シャフトの硬さや重さ、長さは、スイングスピードや飛距離などに影響するので、自分に合ったシャフトを見極めることも大切です。シャフトが硬いとボールをミートしやすく、柔らかいと飛距離をアップしやすくなります。また、重量はヘッドとの総重量も意識し、体力に合うようにしましょう。
レベル別、ドライバーの選び方
「好きなメーカー」や「気になるモデル」、「デザイン」などに注目してゴルフクラブを選ぶ人もいますが、ゴルフのレベルによっては希望のクラブを使いこなせないこともあります。ドライバーは、自分の飛距離や技量を把握し、レベルに合ったものを選ぶことも忘れてはいけません。
初心者の選び方のポイント
初心者は、ミスに強いヘッド体積が大きめのドライバーを選ぶのが基本です。ヘッドが大きければスイートエリアも広くなるので、ミスショットを防ぎやすくなります。ヘッド形状は、重心が低くボールが高く上がりやすいシャローフェースがおすすめです。
シャフトは男性がR、女性がLの硬さから始めると、ヘッドスピードが出にくい初心者も、飛距離を出しやすいといえます。また、シャフトは長いほど飛距離が出ますが、芯に当てにくくなるので初心者には向きません。ミスを防いで確実にボールを飛ばせるよう、長すぎないシャフトを選ぶことも重要です。
中級者の選び方のポイント
スコアが安定して100を切ってくると、よりクラブ選びにもこだわりたいと思う人が増えてきます。初心者から中級者へとレベルアップしたら、「やさしい」モデルではないドライバーを選ぶのもよいでしょう。
シャローフェースからディープフェースのヘッドに換えるのは、中級者向けドライバーの第一歩です。また、しっかりと芯に当てられるようになったらやや長めのシャフト、硬さのあるシャフトを使うのもよいでしょう。
上級者の選び方のポイント
上級者はより性能の高いドライバーを選んでも、その力を最大限に生かしたプレーを実現できます。素材やテクノロジーにこだわって作られた最新モデルや人気モデルは、価格も高い傾向にあります。しかし、中級者があまり高性能なドライバーを選んでもまだまだ使いこなせず、費用対効果が低くなってしまうかもしれません。
上級者は、ドライバーごとの特性を理解し、自分に合った性能のものを選んで活用できます。選び方のポイントは初心者や中級者と同じですが、さらにライ角やウェイトを自分で調節できるモデルを選ぶと、自分によりしっくりくる1本を完成させられるでしょう。
ゴルフのドライバーに迷ったら、地クラブ(カスタムクラブ)もおすすめ!
大手メーカーのドライバーは、幅広いゴルファーが使いやすい性能を備えています。種類も豊富でレベルに合ったものを選べるのが魅力ですが、レベルアップしてきて「より自分のプレーに合ったクラブを持ちたい」と思った場合、大手メーカーのクラブでは満足できないこともあるでしょう。
ドライバー選びに迷ったら、地クラブ(カスタムクラブ)もおすすめです。最後に、地クラブドライバーのおすすめメーカーなどを紹介します。
地クラブの魅力
小規模なメーカーが手がける地クラブは、ヘッドパーツとシャフトパーツを組み合わせ、1人ひとりに最適なカスタムができるのが最大の魅力です。プレースタイルや好みに合わせた調整も可能で、クラブが持つ性能を生かしやすいといえます。
まだまだ大手メーカーのクラブを選ぶ人も多いなか、地クラブを使っていれば周りとクラブが被ることもあまりなく、個性を発揮できるのもメリットです。
ドライバーでおすすめの地クラブメーカーは?
ドライバーを地クラブにするなら、以下のメーカーがおすすめです。
- エミリッドバハマ:低スピン性能で、圧倒的な飛距離を実現している
- PXG:「寛容性」の高いドライバーとして、幅広いレベルのゴルファーに支持されている
- ROMARO:高品質な素材と最適なフィッティングで、飛距離をアップさせやすい
- BALDO:デザイン性に優れており、豊富なラインナップも魅力
- MINERVA:エミリッドバハマと同じグランプリが母体で、設立2年でも飛距離に定評あり
- エポン:コントロール性能が高く、初心者でも使いやすい
ツアープロやアマチュア上級者に人気の地クラブメーカーもありますが、最近は多くの地クラブメーカーが、初心者にも使いやすいモデルを手がけています。「初心者が高くて性能のよいものを使っても…」と思うかもしれませんが、やさしい地クラブでしっかり打てるよう練習するなかで、クセが改善されて早めにスコアもアップできる可能性があります。
レベルを問わず、気になったら地クラブを検討してみるのもよいのではないでしょうか。
ゴルフのドライバーは選び方も、ゴルフショップウィザードにお任せください
ゴルフクラブのなかでも使用頻度の高いドライバーは、選び方の基本や、レベル別の注目ポイントを知っておくと、自分に合ったものを見つけやすいです。大手メーカーのクラブはもちろん、地クラブも選択肢に入れながら、よりよいプレーにつながるドライバーを探してみてください。
ゴルフショップウィザードでは、さまざまなレベルのゴルファーに最適な地クラブを用意しています。店内併設のインドアレッスンでは、経験豊富なレッスンプロが、1人ひとりの打ち方のクセを改善し、スコアアップにつながるポイントをお伝えします。クラブをお探しの方も、よりよいスイングを実現したい方も、お気軽にご相談ください。
今回は、ドライバーの選び方を解説します。レベル別の選び方も把握し、よりよいクラブ選びを実現しましょう。
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