ゴルフクラブはガラスコーティングするべき?メリット・デメリットを知って検討しよう

その他

ゴルフクラブは決して安いものではないので、できるだけきれいに使いたいと思う人も多いのではないでしょうか。クラブをよりよい状態で使い続けるなら、ガラスコーティングがおすすめです。

今回は、ゴルフクラブをガラスコーティングするメリットを解説します。

ゴルフクラブのガラスコーティングとは

ガラスコーティングとは、その名の通りゴルフクラブをガラス被膜でコーティングするものです。ヘッドとシャフト、フェース以外の部分をコーティングして保護します。

ガラスコーティングというと、車に施すものというイメージが強い人も多いのではないでしょうか。ゴルフクラブのコーティングも、車に行うものと同様の加工だと思って問題ないでしょう。

ガラスコーティングのメリット

ゴルフクラブをガラスコーティングすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。期待できる3つの効果を紹介します。

衝撃に強くなり、クラブを傷から守る

ガラスコーティングをすると、ゴルフクラブが衝撃に強くなります。クラブを落下させる、クラブ同士がぶつかるといったことが起こっても、傷がつきにくいです。摩擦にも強くなり、傷の少ないきれいな状態を維持できるのが1つ目のメリットです。また、すでに傷がついてしまっているクラブも、ガラスコーティングの保護膜によって傷が埋まり、目立ちにくくなります。

クラブが汚れにくくなる

クラブはゴルフコースで使うと、汚れがつきます。ガラスコーティングをしていれば、汚れがつくのは表面のコーティングされた部分なので、クラブそのものに汚れがつきません。コーティング部分についた汚れは、お手入れですぐに落とせます。傷や汚れがつかなければ美しい状態で使い続けられ、気持ちがよいですよね。

撥水性アップでサビにも強くなる

コーティングによって、撥水性もアップします。雨の日などにコーティングしていないクラブを使うと、サビが出やすいですが、ガラスコーティングをしていれば、クラブが濡れてもサビの発生を防げます。

ゴルフクラブをガラスコーティングするデメリットは?

クラブの美しさを維持できるゴルフクラブのガラスコーティングは、皮膜そのものが薄いので、クラブの性能に影響することもほぼありません。しかし、コーティングする前にはデメリットがあることも理解しておきましょう。

ツヤが出る

ゴルフクラブをガラスコーティングすると、ツヤが出ます。一般的にはツヤが増すのは悪いことではありませんが、ツヤ消しの質感が好きという人は、コーティングによって質感が変わってしまうので注意しましょう。

はがせない

ガラスコーティングは一度施すと剥がすことができません。前述のようなツヤ感が気に入らなくても、「コーティングをやめよう」という選択は不可能で、見た目が気に入らない場合は新しいヘッドやシャフトを購入する必要があります。

素材によって変色する可能性がある

ガラスコーティングによってツヤが出て見映えがよくなるケースが多いですが、素材によっては変色することもあるため注意が必要です。汚い見た目になることはありませんが、黄色味かかってしまうなど、気に入ったクラブが異なる印象に変化する可能性があることも、覚えておきましょう。

ゴルフクラブのガラスコーティングの手順

「ガラスコーティング」と聞くと難しい作業に思われますが、必要な道具がそろっていれば自分で施すこともできます。ガラスコーティングの手順は、以下の通りです。

  1. クラブの汚れを落とす
  2. コーティングする
  3. 水をかける
  4. 仕上げをする

クラブ表面には、皮脂などの見えない汚れもついています。車のパーツクリーナーなどを使って、しっかりと汚れを落としましょう。その後、専用のコーティング剤を使って、ガラスコーティングを行います。コーティング用の商品は、「ハドラス」や「ナノナイン」をはじめ、さまざまなものが販売されていますので、予算なども考慮しながら購入してください。

コーティング剤を塗ったら、スプレーを使って水をかけます。この作業によって、ガラスの被膜形成を促進するので、全体にしっかりと水をかけるようにしましょう。コーティング剤によっては、コーティングと水の噴霧を3回ほど繰り返します。

最後に、仕上げです。丁寧に拭き上げ、ガラス被膜を定着させてください。

以上が、ガラスコーティングを自分で行う場合の手順です。簡単なので、費用を抑えてコーティングしたい場合には挑戦してみるのもよいのではないでしょうか。

ちなみに、コーティング後にクラブが使えるようになるまでには、1時間ほどかかります。

しかし、ガラスコーティングが完全に硬化するまでにかかる期間は約2週間です。そのあいだに使用しても、性能上は問題ありませんが、コーティング本来の性能を発揮するまでにはある程度の時間を要することも覚えておきましょう。

ゴルフクラブのガラスコーティングをショップで行う場合の費用目安

ガラスコーティングは1度行うと剥がせないので、不安な場合はショップにお願いするのも1つの方法です。ガラスコーティングをショップで行う場合の費用は、ドライバーが3,000円、アイアンが1,500~2,000円ほどです。

自分で行う場合は、専用のコーティング剤を購入するだけなので、費用は1,000円くらいで済むこともあります。高価なコーティング剤でも、容量によっては1つで数本のゴルフクラブをコーティングできるので、費用面を重視するなら自分でコーティングするとよいでしょう。

ガラスコーティングのご相談も、ゴルフショップウィザードへ

ゴルフクラブのガラスコーティングは、衝撃や摩擦からクラブを守り、美しさを保つのに役立ちます。コーティングによってできる被膜の硬度はダイヤモンドと同じくらいで、コーティングによる効果の持続は2~3年ほどです。

メリットが豊富なガラスコーティングですが、クラブの変色やツヤによるイメージの変化もあるため、施工は慎重に検討しましょう。

ゴルフショップウィザードでは、クラブのガラスコーティングに関するご相談も承っています。どのような溶剤を使うのか、コーティングをしたほうがよいかなど、些細な疑問もお気軽にお問い合わせください。

ライター:永野栄里子

コメント