打ちっぱなしなどに練習に行くと、キャディバッグよりも小さなケースにクラブを入れている人を見かけることも多いのではないでしょうか。コンパクトで持ち歩きに便利なゴルフクラブケースは、練習用に最適です。
今回は、練習用ゴルフクラブケースの種類や選び方のポイント、ゴルフクラブケースを持つメリットなどを解説します。
ゴルフクラブケースとキャディバッグの違い
「ゴルフクラブケース」というと、クラブを収納し持ち運ぶキャディバッグを想像する人もいるかもしれませんが、キャディバッグとゴルフクラブケースは別物です。キャディバッグは大きくて重量もあり、ゴルフクラブを14本フルに入れられます。
一方、ゴルフクラブケースはキャディバッグよりも小さく軽量で、収納本数は5本前後です。使用シーンも異なり、ゴルフクラブケースは打ちっぱなしなどで練習する際に活用します。ゴルフクラブケースでラウンドできるコースもありますが、コースではキャディバッグを使用するのが一般的です。
ゴルフクラブケースは大きく3種類!
練習用に、少ない本数のクラブを持ち歩くためのゴルフクラブケース。形状は大きく3種類あります。
筒なしタイプ
筒なしタイプは、細長い袋状のケースです。ゴルフクラブケースの原型で、「芯なし」と呼ばれることもあります。ゴルフクラブを収納していないときには折りたたんで収納でき、コンパクトで場所を取らないのが、メリットだといえます。
筒状タイプ、スタンドタイプよりも軽量で、ストラップや持ち手つきで持ち歩きやすいのも魅力です。練習場までの移動が長く、公共交通機関の利用などが多い場合には、筒なしタイプだと周囲にも迷惑がかからないでしょう。
筒状タイプ
筒状タイプは、一見筒なしタイプと同じですが、内部に円形の筒の芯が入っています。「芯あり」と呼ばれることもあり、ケース内でクラブが乱雑になってしまうのを防げるのが特徴です。筒があるおかげで、クラブの出し入れもスムーズにできるので、筒なしタイプよりも使い勝手がよいのもメリットでしょう。
しかし、筒があるぶん筒なしタイプより重くなりますし、保管時に折りたたむことができません。利便性重視の場合はおすすめですが、保管や持ち歩きやすさを優先したい場合には筒なしタイプのほうがよいといえます。
スタンドタイプ
スタンドタイプは、筒ありタイプのケースに2本のスタンドがついた形をしており、ケースがスタンドバッグのように自立します。もともとはコースでラウンドをする際に、フェアウェイやグリーン周りに数本のクラブを持って行くのに使用されていましたが、マナーや管理の面などでのトラブルも少なくなかったことから、ラウンド時に使用される機会は減っています。
スタンドタイプはケースが自立し、角度がつくのでクラブの出し入れがしやすいこと、使用シーンが広いことがメリットです。しかし、スタンドがついているぶん重量は筒状タイプよりさらに重くなりますし、価格も高めなのがデメリットだといえます。
最適なゴルフクラブケースの選び方
ゴルフクラブケースを購入しようと思ったら、どのようなポイントに注目して選ぶとよいのでしょうか。活用できるゴルフクラブケースを選ぶために重視したいのは、次の5点です。
ケースの種類
3種類のなかからどの種類を使用するのか決めると、ケースを選びやすくなります。前述したとおり、3種類のゴルフクラブケースはそれぞれ特徴が異なるので、こだわりポイントを決めるのがおすすめです。
軽さやコンパクトさを重視するなら筒なしタイプ、クラブの保護性や出し入れのしやすさにこだわるなら筒ありタイプがよいといえます。スタンドタイプは、機能面はもちろん見た目もスマートなので、幅広いシーンで使用したい人はもちろん、見映えを重視したいという人も満足できるでしょう。
インチ数に対応しているか
ゴルフクラブケースによって、収納できるクラブの長さはやや異なります。収納したいクラブのインチ数に対応しているかどうかも、購入前にチェックしたいポイントの1つです。スペックのなかの「対応長さ」などと表記されているところを確認し、適切なサイズのものを選びましょう。
筒あり・筒なしはほぼ同じですが、スタンドタイプはカバー(フード)があるかないかで対応インチ数が変わってくる場合もあります。ある程度の長さまで対応しているケースが多い傾向にありますが、長いクラブは2本入れるのが難しいことが多いです。
入るクラブの本数
収納できるクラブの本数も、ケースによってさまざまです。収納本数もスペックに表記されているので、併せてチェックしましょう。一般的には5本程度ですが、3本ほどしか入らないよりコンパクトなものもありますし、反対に7本、8本と多くのクラブを収納できるケースもあります。練習場に必要なクラブを持って行くなら、5~6本程度入るケースがおすすめです。
機能性
ゴルフクラブケースは比較的シンプルな作りになっていますが、機能性にもぜひ注目してください。たとえば、筒があるかないかは「クラブの出し入れがしやすいかどうか」に大きく関わってきます。また、ストラップや持ち手はついているケースが多いですが、幅やクッション性など細部まで注目して選ぶと、持ち運びの際に手や肩が痛くなりにくいです。
ケースのなかには、ポケットがついているものも多くあります。ポケットが多いとボールだけでなく、スマホや財布などの必要な小物も収納でき、ゴルフクラブケース1つで練習に出かけられます。スタンドタイプは「フード」と呼ばれるカバーがあると、雨の日もクラブを濡らさずに持ち歩けて便利です。
カラー・デザイン
ゴルフクラブケースは、カラーやデザインが豊富に用意されています。練習用のケースは使用頻度が高くなることも多いので、好みの色やデザインのものを選ぶと練習に行くのがより楽しくなるかもしれません。
人気メーカーのものはもちろん、ノーブランドでも個性的なケースは存在します。好きなメーカーのものを購入してもよいでしょうし、気に入ったデザインのものを探しても楽しいでしょう。
練習用ゴルフクラブケースを使用するメリット
練習用のゴルフクラブケースを使用することで得られるメリットは、大きく2つです。また、ケースのタイプ(種類)によって異なる魅力があります。どのようなメリットがあるのかを事前に知っておくと、ゴルフクラブケースをより選びやすくなります。
キャディバッグよりもコンパクトで持ち運びやすい
ゴルフクラブケースはキャディバッグよりもコンパクトで、非常に軽量です。ケースがないと「ちょっと練習に行こう」思っても、重いキャディバッグを都度持ち歩かなければならないのが負担となり、なかなか重い腰が上がらない場合もあります。持ち運びやすいケースがあれば、より気軽に練習に行けて、ゴルフの上達スピードも速くなるでしょう。
必要なクラブだけを持ち歩ける
キャディバッグには最大14本のクラブを収納できますが、多くの人は1回の練習ですべてのクラブを使用することはないでしょう。ゴルフクラブケースがあれば、その日練習したいクラブだけをピックアップして持って行けるので、不要なクラブを無駄に持ち歩く手間が省けます。
タイプによって異なるメリットも
3種類のゴルフクラブケースは、タイプごとにメリットが異なります。筒なしタイプは軽量で、折りたためるので収納しやすいのが魅力です。筒ありタイプはリーズナブルな価格で、出し入れや持ち運び時のクラブの保護性を手に入れられます。セルフスタンドは練習場だけでなくコースでも使用可能で、自立させられてスマートにゴルフを楽しみたい人のニーズに応えてくれるのがメリットです。
練習用のゴルフクラブケースは必須?
練習用のゴルフクラブケースを使用している人は多くいますが、これからゴルフを始める人は「ゴルフクラブケースって本当に必要なの?」と思うかもしれません。確かに、ラウンドに必要なのはキャディバッグですし、ケースを持っていなければキャディバッグを持って行けばよいでしょう。
しかし前述の通り、練習のたびに使用しないクラブも入った重いキャディバッグを持って行くのは大変です。練習も頑張ってゴルフを上達させたい!という人には、クラブケースも必須だといえます。
ゴルフクラブケースは、安価なものは1,000円台から購入可能です。2万、3万と高価なものもありますが、比較的リーズナブルな商品が多いので、「要らないかも」と思っている方もまずは安価なケースから試してみるとよいでしょう。
ゴルフクラブケースの購入も、ウィザードに相談!
エポンや三浦技研、エミリットバハマなど、さまざまな地クラブ(カスタムクラブ)の販売を行っているゴルフショップウィザードでは、人気メーカーのアクセサリ販売も行っています。「どんなゴルフクラブケースを購入しようか」というお悩みにもお答えしますので、お気軽にご相談ください。
ゴルフに必要なアイテムを幅広くご用意
ゴルフはクラブ以外にもさまざまなアイテムをそろえる必要がありますが、当店では人気ブランドのアクセサリを豊富にご用意。BRIEFINGやPOLO RALPH LAUREN、スコッティキャメロンをはじめ、おすすめメーカーのキャディバッグやヘッドカバー、ポーチやシューズバッグなども販売しています。もちろん、ゴルフクラブケースも複数取り揃えております。
地クラブ(カスタムクラブ)に関するご相談にも対応
経験豊富なフィッティングスタッフ、工房スタッフが在籍しているのも、当店の特長です。丁寧なフィッティングで、1人ひとりに合った地クラブ(カスタムクラブ)をご提供しておりますので、ご興味のある方はお気軽にご来店ください。オンラインでのご相談は、「お問い合わせ」フォームより受け付けております。
クラブケースはインドアスクールでのレッスンにも活用できて◎
購入したクラブケースは、打ちっぱなしでの練習だけでなくインドアスレッスンに来られる際にも大活躍します。ウィザードのインドアレッスンは、ティーチングプロ資格を保有するアドバイザーが丁寧に行い、初心者から「よりスコアアップしたい」という上級者の方まで大歓迎です。レッスンスケジュールや料金、レッスンの空き状況については、公式サイトの「インドアレッスン」ページより互角にください。
練習用のゴルフクラブケースはポイントを押さえて選ぼう!迷ったらゴルフショップウィザードへ
練習用のゴルフクラブケースには3種類の形状で、それぞれに特徴やメリットがあります。活用しやすいゴルフクラブケースを選ぶなら、種類を含めた5つのポイントに注目しましょう。
ゴルフクラブケースは、練習に頻繁に行く方には欠かせないアイテムの1つです。ゴルフクラブはもちろん、アクセサリ関連のお悩みも、ゴルフショップウィザードへお問い合わせください。
ライター:永野 栄里子
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