ゴルフクラブの入れ方に決まりはある?キャディバッグに収納する際のポイントを解説

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ゴルフクラブの持ち歩きにはキャディバッグを使用しますが、「バッグのなかにどのようにクラブを入れたらよいかわからない」という方は少なくありません。ゴルフクラブの正しい入れ方や決まりはあるのでしょうか。

今回は、ゴルフクラブの入れ方を解説します。入れ方にこだわるメリットや、よりよい入れ方を実践できるキャディバッグの選び方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ゴルフクラブの入れ方に決まりはある?

ラウンドで使用できるゴルフクラブは14本で、キャディバッグに入れて持ち歩きます。ゴルフクラブをキャディバッグに収納する際は、どのような点を意識するとよいのでしょうか。

長さ・種類ごとに入れるのが基本

ゴルフクラブは長さや種類ごとにわけて入れるのが基本です。上段から下段、左から右へとアルファベットの「Z」を意識して、長いものから順に入れていきましょう。

ただしい入れ方を実践すると、収納だけでなく使いやすさもアップします。ちなみに、キャディバッグの持ち手があるほうが上段に当たるので、持ち手があるほうの左側から順に入れていきます。

上段に入れるクラブ

キャディバッグ上段には、ドライバーを入れます。3番ウッドや5番ウッドなど、長さがあってドライバーと似たような形状のものも、上段に入れると扱いやすいでしょう。

中段に入れるクラブ

中段には、ユーティリティ、ロングアイアン、ミドルアイアンなどを入れるのがおすすめです。後述しますが、キャディバッグは外側のデザインだけでなく口枠数と呼ばれる仕切りの数も異なります。口枠が5個など少ない場合は、ユーティリティとロングアイアンを中段左、ミドルアイアンを中段右に入れましょう。

下段に入れるクラブ

下段には上段・中段に入れなかったショートアイアンやウェッジ、パターを収納します。口枠が5個の場合は、左にショートアイアンとピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、右側にサンドウェッジとパターを入れるのがおすすめです。

キャディバッグの口枠数によって入れ方は変わる?

キャディバッグにはゴルフクラブをバッグ内で仕切る「口枠」があり、口枠の数はさまざまです。ゴルフクラブの入れ方は、口枠の数によって変えたほうがよいのでしょうか。

口枠は4~14などさまざま

10本未満のゴルフクラブを収納するキャディバッグは、2分割、3分割のものが一般的ですが、14本に対応しているキャディバッグは、口枠の数が非常に豊富です。少ないものは4分割で、上段と下段が1つ、中段が2つという構造になっています。

反対に、ゴルフクラブを1本ずつ入れられるように口枠が14個あるキャディバッグもありますが、上段が1つで中段・下段が2つの5分割、すべての段が2つずつの6分割のものを選ぶのが一般的です。

口枠が変わっても入れ方の基本は同じ

口枠の数が変わると、ゴルフクラブの入れ方も変えたほうがよいと考える人もいるかもしれませんが、口枠が多くても少なくても、入れ方の基本は同じです。上段左から右、中段左から右、下段左から右にジグザグを描くように、長いものから入れていきましょう。迷った場合は長さだけでなく、ラウンドで使用する順番を意識するとわかりやすいです。

ゴルフクラブの入れ方にこだわるメリット

ゴルフクラブの入れ方の基本はあるものの「入っていれば同じだろう」「特にこだわる必要はないのではないか」と考える人もいます。もちろん、入れ方の基本は決まりではないので、「必ずこの順番に入れなければならない」ということはありません。しかし、基本を意識したゴルフクラブの入れ方を実践すると、さまざまなメリットが得られます。

見た目がきれい

長いものから順に収納すると、見た目がきれいになります。好きな場所に好きなクラブを収納すると、長さがそろわずごちゃごちゃとした印象になってしまいます。似たような長さのクラブを同じ段に入れるだけで、同じクラブセッティングでもクラブがきれいにそろって見えるでしょう。

ゴルフクラブがキャディバッグにきれいに入っていると、「きれいに使おう」という意識も芽生えやすいです。一緒にラウンドを回る人からも「きちんとしている」という印象を持たれるので、一石二鳥ではないでしょうか。

出し入れが楽

ゴルフクラブを長いものから、使う順番に入れておくと、出し入れがスムーズです。「上段のクラブを使ったから次は中段から」と、クラブ選びもしやすくなります。ゴルフクラブがキャディバッグのなかで絡まることも防止でき、プレーの進行にもよい影響を与えます。

忘れ物をしにくい

ゴルフクラブの入れ方を決めておくと、忘れ物をしにくくなります。決まった場所に入れておけば、どのクラブが足りないかが一目でわかり、早い段階で忘れ物に気づけるので、ゴルフコースにクラブを忘れる、使いたいクラブを持たずにラウンドに行くといったトラブルも回避できます。大切なクラブを失くしてしまわないためにも、「使ったら元の場所に」を徹底しましょう。

キャディバッグにはクラブ以外に何を入れる?

キャディバッグはゴルフクラブを収納・運搬するためのものですが、ポケットが複数あるものも多く、ゴルフクラブ以外にもさまざまなものが入れられます。ラウンドに行く際にキャディバッグに入れておきたいものは、いまの通りです。

  • レインウェア
  • タオル
  • キャップ
  • ウィンドブレーカー
  • 新しいグローブ
  • ティ
  • マーカー
  • ボール
  • 日焼け止め
  • スコアカード
  • シューズ
  • 宅配カバー
  • 小銭
  • 飲み物 など

天候に備えたアイテムはもちろん、ラウンドで使用するアイテムやその予備なども1つにまとめておくと安心です。また、途中で飲み物を購入するために、大きなお札ではなく小銭も用意しておくとよいでしょう。

キャディバッグの収納の数や大きさは、種類によってさまざまです。クラブの入れ方には基本がありますが、その他のアイテムについては、どこに何を入れるかは自由です。「出しやすいところによく使うもの」「小物と布類でわける」など、自身の使いやすさを重視して入れる場所を決めましょう。

入れ方がよくなるキャディバッグ選びのポイント

ゴルフクラブの入れ方をさらによくしたい場合は、キャディバッグの選び方にも注目しましょう。5つのポイントを意識すると、ゴルフクラブをきれいに収納し、スムーズな出し入れを実現しやすくなります。

口径

口径とはゴルフクラブを収納する部分の縦の長さを指します。「~型」と表現されますが、数字は「インチ」を表しており、8.5型なら縦が8.5インチ(約21cm)、9型なら9インチ(約23cm)ということになります。

口径が大きいほどゴルフクラブは入れやすくなりますが、そのぶん重量も増すので、持ち運びが大変です。迷ったら、女性や初心者は8~9型(約20~23cm)、男性は9~9.5型(約23~24センチ)のものを選ぶのがよいでしょう。

口枠数

キャディバッグをわける口枠の数は、4~14分割まで幅広くあります。ラウンドに持って行けるゴルフクラブは14本までですが、なかには10本前後でクラブセッティングをする人もいるので、クラブの本数に合った口枠のものを選ぶのがおすすめです。ざっくりわけられればよい、何本入れるか迷っているという場合は、5分割、6分割のものだと使い勝手がよいといえます。

重量

キャディバッグの重量は、軽いものだと2kg台、重いものは5kg以上あります。このなかにクラブやボール、タオルなどを入れて持ち歩くので、重いキャディバッグにしてしまうと総重量が10kgを超えてしまいます。

しかし、軽すぎるキャディバッグはナイロンやポリエステルなど薄手の素材でできていることが多く、耐久性に欠けるかもしれません。キャディバッグの重量は3~4kgを目安年、素材にも注目しましょう。

収納力

前述の通り、キャディバッグにはゴルフクラブ以外のものも収納するので、収納が少ないと必要なものが入りきらない可能性があります。ポケットの数や大きさ、収納の使いやすさなども、重視したいポイントの1つです。

最近は、必要な小物類をまとめてカートに持って行ける、ラウンドバッグやカートバッグを活用する人も増えています。ラウンドバッグやカートバッグは手元に必要なものをまとめられ、収納が少なめの軽量なキャディバッグを選べるのがメリットです。しかし、持ち物を分散させることが忘れ物の原因となることもあるので、使用する際は注意しましょう。

セパレーターの有無

セパレーターとは枠を作る仕切りのことで、底面まで仕切られているのが一般的です。キャディバッグの口枠が上部のみ仕切られていると、バッグのなかでグリップ部分が絡まったり、シャフト同士がぶつかって傷がついてしまったりすることもあります。

ゴルフクラブの入れ方にこだわりたい場合は、口枠数だけでなく、セパレーターの有無も確認しましょう。口枠もセパレーターも多ければよいというわけではありませんので、使い方に合った構造を意識してください。

ゴルフクラブの入れ方に関するお悩みも、ゴルフショップウィザードまで

キャディバッグにゴルフクラブを収納するときには、「上段左から右、そして中段左…」という入れ方の基本を意識すると、さまざまなメリットがあります。ゴルフクラブをきれいに入れられ、ラウンドで活用できるキャディバッグは、収納力や重量、口枠数などのポイントを抑えて選びましょう。

ゴルフショップウィザードでは、お客様の理想の使い方に合ったキャディバッグのご提案も可能です。ゴルフクラブの入れ方がしっくりこない、使いやすい入れ方に悩んでいるという方も、お気軽にご相談ください。

ライター:永野栄里子

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