自分に合ったゴルフクラブを選ぶことは、スコアアップへの近道でもあります。選び方のポイントを知っておくと、最適な1本に出会える可能性が高まるのでおすすめです。
今回は、ゴルフクラブのドライバーの選び方や、おすすめメーカーを紹介します。地クラブも選択肢に入れ、よりよいゴルフを実現しましょう。
ゴルフのドライバーとは
ゴルフクラブにはさまざまな種類がありますが、ドライバーは各ホールの1打目、ティーショットに使用されるクラブのことです。数あるクラブのなかで最も飛距離が出るもので、ヘッドが大きく、重量が軽めなのも特徴だといえます。
ゴルフのラウンドでは全18ホールを回りますが、ドライバーはショートホールを除く14ホールに欠かせないクラブです。1打目でどれだけグリーンにボールを近づけられるかは、スコアにも大きく影響するので、ドライバー選びはポイントを押さえて行う必要があるでしょう。
ゴルフのドライバーの選び方
豊富なメーカー、モデルのなかから最適なドライバーを選ぶのは、初心者には難しいかもしれません。ドライバーを選ぶときには、次の4点に注目しましょう。
総重量
ゴルフクラブはヘッドとシャフト、そしてグリップの3つのパーツで構成されており、パーツの重さによって総重量も変わってきます。ドライバー選びの注目ポイントの1つが、総重量です。総重量が重いものは、スイングが安定しやすいというメリットがあります。しかし振り切るのが難しくなるので、力のない人はスイングスピードが落ちたり、ダフりやすくなったりするため注意が必要です。
反対に、総重量が軽いと振り切りやすくスイングスピードは速くなりますが、スイングの安定感が落ち、目標に向かって正確にボールが飛ばなくなる可能性があります。スイングしやすい総重量のなかで、重めのものを選ぶのがおすすめです。
ヘッド体積
ゴルフのルールでは、ヘッド体積は最大460ccまでのものが使用できます。ドライバーのヘッド体積は、ゴルフのレベルによって選ぶのが基本です。
初心者の場合、ヘッド体積ができるだけ大きいものを選びましょう。スイートエリアが広いので、ブレにくく、飛距離アップが期待できます。ミート率も高まるので、打ちやすさも実感できるでしょう。レベルが挙がってきたらヘッド体積が小さなものにすると、操作性を保ちながら、スムーズなスイングが可能です。
また、ヘッドの形状も、ドライバー選びでは重要になります。ドライバーのヘッド形状は、上下が厚いディープフェースと、上下が薄いシャローフェースの2種類がありますが、初心者はボールを高く上げやすいシャローフェースがおすすめです。中級、上級とレベルが挙がってきたらディープフェースを選んだほうが、操作性がアップします。
ロフト角
ロフト角とは、クラブを垂直に立てたときに、地面とフェースのあいだにできる角度を指します。初心者はヘッドスピードがあまり出ないので、ロフト角が大きいドライバーを選ぶと、バックスピン量が増え、ボールを高く上げやすくなります。力があまりないという人にも、ロフト角が大きいものが向いています。
ヘッドスピードが速い人は、ロフト角が小さいドライバーがおすすめです。弾道が低くなるのでブレにくく、ボールの曲がりを抑えられます。
シャフトの硬さ・重さ
自分に合ったドライバーを選ぼうと思うとヘッドばかり意識してしまいがちですが、シャフトも最適なものを選ぶと、よりよいスイングを実現できます。シャフトにはさまざまな硬さ(フレックス)があり、柔らかいほうが飛距離を出しやすく、硬いとボールをミートしやすいという特徴があります。
硬さはヘッドスピードに合わせて選ぶのが基本で、たとえば37m/秒の男性は、Rシャフトを選ぶとよいです。
また、シャフトの重さは総重量に影響するので、ヘッドの重さとのバランスも考慮しながら選びましょう。目安としては、男性は50g、女性は30gほどです。
ゴルフのドライバーで人気の大手メーカーは?
ゴルフクラブは日々改良を重ね、新しいモデルが登場しています。2024年9月現在、大手メーカーが販売するドライバーでおすすめなのは、以下の通りです。
- テーラーメイド Qi10 MAX メンズ ドライバー
- PING G430 MAX 10K ドライバー
- PING G Le3 レディース ドライバー
- キャロウェイ パラダイム Aiスモーク マックス ファスト レディース ドライバー
- ダンロップ ゼクシオ13
- タイトリスト GT ドライバー
大手メーカーでは、テーラーメイドやPING、キャロウェイ、ダンロップなどが高い人気を集めています。前述のポイントも押さえながら、気になるクラブを試打してみるとよいでしょう。
ゴルフのドライバーは地クラブ(カスタムクラブ)もおすすめ!
大手メーカーのクラブは、多くの人が使いやすいように設計されているので、特に初心者は、数あるなかから自分に合うと感じられるクラブを見つけやすいといえます。しかし、レベルアップしてくると、「非常にしっくりくる」「スコアアップにつながっている」と思えるクラブに出会えることが少なくなってくるかもしれません。
このような場合は、地クラブ(カスタムクラブ)を選択するのも1つの方法です。高品質で、1人ひとりの要望に沿ったカスタムを叶えてくれる地クラブには、どのような魅力があるのでしょうか。
地クラブの魅力
主に小規模なゴルフパーツメーカーが手がける地クラブは、大手メーカーによる、完成して販売されているクラブとは異なり、自分に合ったヘッドとシャフト、グリップを組み合わせてクラブを組み上げるのが特徴です。より1人ひとりに合ったクラブを実現しやすく、スコアアップが期待できます。
地クラブは量産型ではないので、その希少性も魅力の1つです。品質・性能にこだわって作られたパーツは、価格は高くなってしまいますが、使う人は「自分だけの1本」という価値を見出すことができ、練習やラウンドに行くのがより楽しみになるでしょう。
おすすめの地クラブメーカー
地クラブのドライバーを使ってみたいと思ったら、以下のようなメーカーがおすすめです。
- エミリッドバハマ
- PXG
- ROMARO
- BALDO
- MINERVA
- エポン など
各メーカーの特徴を知り、重視したいポイントに合った性能のモデルを検討しましょう。
初心者も地クラブを使用できる?
地クラブというと、ツアープロや上級ゴルファーが使用するイメージが強い人もいますが、初心者も地クラブのドライバーを使うことができます。1人ひとりのスイングや要望、目的などに沿った1本に仕上げてくれる地クラブを使えば、早い段階での上達も見込めるでしょう。
ゴルフを始めたばかりの人や、これからゴルフを始める人も、迷ったら地クラブを扱うゴルフショップに行ってみるとよいかもしれません。
ドライバーを使いこなすためのポイント
ドライバーの飛距離は性別や年代などによって異なりますが、男性200~250ヤード、女性は150~250ヤードほど飛ぶのが一般的です。シャフトが長いドライバーは、狙った方向や距離にボールを飛ばすのが難しいといわれることも多く、特に初心者はスイングが安定するのに時間がかかることもあります。
ドライバーを使いこなすには、以下の4点を意識しましょう。
- 握り方(グリップ)
- 構え方
- 腕の振り方
- 体の使い方
握り方の基本は「オーバーラッピンググリップ」「インターロッキンググリップ」「テンフィンガーグリップ」の3種類ありますが、どの握り方でも、両手の親指の爪が体のほうに向いているのが基本です。また、左手の甲が固定できるように握ることを意識すると、スイングが安定しやすくなります。
構え方や腕・体の使い方もポイントを押さえて練習すると、飛距離や安定感につながるスイングを、スムーズに習得できます。ドライバーの打ち方については、こちらの記事も参考にしてください。
ゴルフのドライバーで迷ったら、ゴルフショップウィザードへ相談を!
自分に合ったゴルフのドライバーを選ぶなら、地クラブもおすすめです。ポイントを押さえ、よりよいスコアにつながるドライバーを入手しましょう。
ゴルフショップウィザードでは、おすすめの地クラブメーカーが製造するドライバーを取り扱っております。地クラブに興味がある方は、お気軽にご相談ください。
ライター:永野栄里子
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